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塾高4年生

イベント 2022.03.31

塾高4年生

いつもより広い道場、弾む畳。ここだ。ただただ同じ武道をしているとは思えなかった、どうやってあんなに活き活きと体が動かせているのかわからなかった、あの衝撃。

コロナを挟んで3年ぶりにALL KEIOに帰ってきた。違うのは肩書。自分が所属するのは塾高ではなく大学合氣道部だ。前半は懐かしい顔や新たに入って来て呉れた部員と懐かしさを感じながら稽古に励む。うまくなったな。

高校生が大学生の演武をじっくりと見る機会は一年の中でこの一日だけだろう。その中でいかに違いを持たせるか。ここまで一年で変われたんだよと伝えられるか。そのために練習を積み重ねた。一人でできる稽古もしてきたつもりだ。

結果は監督賞。大学合氣道部内からもお褒めの言葉をいただいた。しかし何より嬉しかったのは、高校合氣道部でお世話になった監督、コーチ、そして授業でも担当してくださった副顧問の先生からの労いと驚きの声だ。コロナ禍ということもあって彼らはどの代よりも徒手の経験が少ない。ただどの代よりも杖や合氣道そのものへの理解は深いものが蓄積されているはずだ。我々の姿を見て、俺もああいう風になりたいと少しでも心を動かせることが出来れば、OBとしてこの上なく幸せである。

(神戸市民)

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